五来 潤
ごらい じゅん | AI制御層アーキテクト / Pre-Execution Control Architect & Builder
AIが止まれない組織は、いずれAIに止められる。私は、AIが実行する前に止まり、理由を残し、再検証できる制御層を、仕様だけでなくAPIと検証ツールとして設計・実装しています。
何をしている人か
AIの暴走・ハルシネーション・説明不能な判断を、運用者の注意や根性ではなく、実行前に止められる制御層として設計・実装しています。
現在は、AIの出力を外へ出す前に判定するGate、止まった理由を読み解く診断API、安全に動ける範囲を返すOperational Zone、第三者が手元で再検証するVerification Sidecarを、評価用APIと検証ツールとして公開しています。
さらに、固定した対象版・制御条件・確認ケースと証拠をひとまとまりにした「制御検証記録」を、受け手が同じ公開材料から再確認できる納品物として整備しています。
不確実な状態を無理にPASSへ進めず、HOLD・SHRINK・FREEZE・再開条件まで扱えること。そして、最終判断を人間に残すことを設計原則としています。
設計から、動く制御層へ
C³は、設計思想や特許だけの構想ではありません。現在は、実行前判定・停止理由の診断・運用可能領域の提示・第三者再検証を、評価用API、ブラウザデモ、オフライン検証ツールとして動かしています。
AI Output Review Gate
外部送信・公開・操作の前に、理由付きで判定する評価用API。
ITS-Diff
判定を上書きせず、停止理由と状態差分を読む診断API。
IDF/OZ
現在の運用可能領域と、安全側への方向を返すMap API。
制御検証記録 / Verification Sidecar
対象版・制御条件・確認ケース・証拠を固定し、受け手が公開材料から再確認できる納品記録を添える。
制御検証記録を、納品できる形に
AIやシステム全体の安全性を広く保証するのではなく、固定した対象版・制御条件・確認ケースについて、 「何を確認したか」「どの証拠を使ったか」「修正前後で同じケースがどう変わったか」を、受け手が再確認できる形で残す成果物です。
確認範囲を先に固定
対象リリース・exact commit SHA・制御条件・確認ケースを固定し、結果がどこまで言えるのかを記録します。 未検査の経路や条件まで広げて主張しません。
証拠と再確認導線を一緒に渡す
Verify ID、公開証拠、理由コード、修正前後の結果をつなぎ、提供先や監査担当が同じ公開材料から確認できる形にします。
C3-CAV-2026-0002
C³自身のリリース判定で、宣言した4条件のうち実装が確認していたのは1条件だけで、承認欄が空でも実行許可が出ていたケースを記録しています。 修正後は同じ確認ケースでHOLD・実行許可なしとなることを確認し、対象版・証拠・確認範囲とともに公開しています。
停止可能性設計と、制御信認工学
私はこれらの領域を「停止可能性設計」と捉えています。不確実性の下でも、AIや制度が保留・停止・再開を扱えるようにする設計です。
さらにその上位に、そうした「運転の作法」が信認形成にどう接続するかを扱う設計領域として、制御信認工学と呼べるものを育てようとしています。AIや制度が「どう運転され、どう止まり、どう説明されるか」——その作法が、市民と市場の信認を形づくる、という見方です。
BYOVという立場
私はこの設計原則をBYOV(Bring Your Own Verify)と呼んでいます。
発行者が「正しい」と説明するだけでなく、第三者が自分の環境・自分のAI・自分の手続きで再検証できる状態を先に作ることを重視しています。
説明可能であることより、検証可能であることを優先する。これが私のBYOVの立場です。
信認の連鎖
運転の作法は、財政・福祉・金融市場と地続きだと考えています。
AIや制度の信認は、国債のリスクプレミアムを左右し、利払い費に影響し、社会保障の持続可能性に直結する——この接続を、設計対象として正面から扱いたいと考えています。
研究
公開中の preprint(いずれも非査読)。
Logos Gate Core v0.5
AIエージェントの操作要求を、外部作用へ進む前に評価する決定論的なリリース制御の研究。停止記録からSea ChartとRestart Cardを導出し、再検査準備までを扱う。
preprint を読む →Deterministic Pre-release Review and Replay of AI Outputs — ORP-0.1
LLMやAIエージェントの生成結果そのものではなく、送信・公開・実行の前にあるレビュー境界を、固定された規則と判定記録で再現可能にする研究。
preprint を読む →Two-Rail Verification
公開すべき証拠と、個人情報・契約情報・営業秘密・内部ログなど保護すべき記録を分離し、公開可能な証拠面から第三者が主張を再検証できる状態を扱う研究。
preprint を読む →The Verification Rate Gap
AI開発における「作る速度」と「検証できる速度」の差を、開発リスクとして捉えるための概念的な指標の研究。
preprint を読む →知的財産・先行出願
C³の設計スタックの中核技術は先行出願済みです。出願は審査中であり、権利確定を主張するものではありません。
- 特許2026-65341 証拠適格性判定・反復操舵システム
- 特許2026-65342 第三者再現検証のための検証キット生成・相互検証制御システム
- 特許2026-65343 版履歴解決・失効管理型検証識別子管理システム
- 特許2026-65344 構造化参照公開・外部反応推定システム
- 特許2026-65345 公開・秘匿レール分離台帳の交差混入防止・時間差公開制御システム
- 特願2026-012813 意味解釈に依存しない制度判断および制御システム
- 特願2025-272412 人工知能制御装置(多軸ベクトルによるAI出力制御)
※ 出願中・審査中です。権利確定・SEP認定を主張するものではありません。詳細は /spec/patents を参照(整備予定)。
経歴
不確実な海の中で針路を決め続ける経験が、AIの不確実性制御という設計思想の原点になっています。
受発注・請求・データ運用を自ら担当する中で、AIの判断をどう制御・検証するかという問いに突き当たる。
業務自動化のスクリプト開発から始まり、AIの外部作用を制御するGate API、停止理由を読むITS-Diff、運用可能領域を返すIDF/OZ、第三者再検証のためのVerification Sidecarへ展開。現在は、これらをC³ Control API Packとして束ね、評価用API・デモ・PoCへ接続しています。
公益性を持つ制度インフラとして法人化。制御信認工学の社会実装を進める。 法人番号: 4010005041695 / 本店所在地: 東京都中央区銀座1-12-4 N&E BLD. 7階
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