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Two-Rail Kernel

Two-Rail Kernel

v0.1 · 公開カーネル草案

非公開情報を守ったまま、公共的な主張を検証可能にする。

Two-Rail は、公共的に検証すべき記録と、非公開に保護すべき記録を分離するための証跡規律です。組織やAIエージェントが公共に向けて主張を出すとき、その裏づけには、公開してよい情報と保護すべき情報が混在します。Two-Rail は両者を二本のレールに分け、公開レールだけで主張を検証できる状態を保ちます。

公開側では検証可能性を、非公開側では保護を保つ。両者を橋渡しするのは、検収済みの値だけ。

このページの位置づけ

Two-Rail Kernel は、非公開情報を守ったまま公共的な主張を検証可能にする、記録の分離規律の最小核(公開カーネル草案 v0.1)。

Two-Rail Kernel は、公開すべき記録と非公開に守るべき記録を分離するための分野非依存の最小核。レール間転記の禁止、検収済みの公開主張、検証可能な公開面、説明責任の窓口の四つを満たす実装を Two-Rail 準拠と呼ぶ。v0.1 は公開カーネル草案で、第三者認証・完全な署名適用・RF誓約の発効を主張しない。

定義

Two-Rail Kernel が定義すること

  • 01どの記録を公開レールに置くか
  • 02どの記録を非公開レールに残すか
  • 03レールを跨がずに、公共的な主張をどう検証可能にするか

国際引用用の核文 (English)

Two-Rail defines which records belong on the public rail, which records must remain on the private rail, and how a public claim can be verified without cross-rail leakage.

Two-Rail は検証可能な公開面を作るための分離規律です。既存の署名・レジストリ・選択的開示・ゼロ知識証明などは、必要に応じて公開面の実装手段として用いることができます。

正規要件 (Normative)

四つの核

次の四つを満たす実装を、Two-Rail 準拠と呼びます。

TR-1
レール間転記の禁止Cross-Rail Write Prohibition

公開レールと非公開レールの原票・資金・ログは、相互に転記しない。公開レールに置けるのは、公開すると宣言した状態・要約・検証参照・ハッシュ・時刻・版情報に限る。個人情報、営業秘密、原価、契約条件、内部ログ、秘密鍵、未公開の証拠は、非公開レールに保持する。

TR-2
検収済みの公開主張Verified Public Claim

公開レール上の公共的な主張は、検収済みの値・状態・要約・証跡参照に限る。非公開レールの原票を直接公開することはしない。対応する根拠が非公開レール上に存在することは、公開してよい範囲で示せる。

公開してよい

  • +status
  • +version
  • +published_at
  • +content_hash
  • +evidence_reference
  • +verification_route

公開してはならない

  • 個人情報
  • 契約原本
  • 原価明細
  • 内部判断ログ
  • api_key / secret
  • 未公開の証拠
TR-3
検証可能な公開面Verifiable Public Surface

公開レールは、第三者が自分で確認できる公開面を持つ。初期の最小公開面は、次の項目で構成する。

{
  "rail": "public",
  "status": "ready",
  "kernel_version": "0.1",
  "published_at": "YYYY-MM-DDTHH:mm:ss+09:00",
  "content_hash": "sha256:...",
  "private_records_exposed": false
}

署名・JWS・decision_hash・第三者監査証跡は、実装が整った段階で追加する。初期版では、それらが完全展開済みであるとは示さない。

TR-4
説明責任の窓口Accountability Interface

公開レール上の主張には、根拠確認・再計算・異議申立ての窓口を伴う。窓口が受け付けるのは、次の確認。

  • 主張がどの版に基づくか
  • 公開面がいつ更新されたか
  • ハッシュが一致するか
  • 非公開情報を公開せずに、どこまで根拠を確認できるか
  • 誤りや旧版参照があるとき、どこへ申し立てるか

窓口は、非公開情報の全面開示を求めるものではない。求めるのは、公開した主張に対して、検証可能な応答経路を持つこと。

非主張 (Non-Claims)

この文書が主張しないこと

  • ×第三者認証を受けている
  • ×公的認証である
  • ×特許が登録済みである
  • ×すべての署名機構が完全展開済みである
  • ×非公開情報の真実性を保証する
  • ×政策判断や分配判断を代行する
  • ×新しい暗号プリミティブを提案する

Two-Rail は、真実の保証ではなく、検証可能な公開面を作るための分離規律です。

状態 (Status)

現在地

文書
Two-Rail Kernel v0.1
状態
公開カーネル草案 (Public Kernel Draft)
第三者認証
なし
第三者監査
なし
署名適用範囲
部分的 / 予定
特許
出願中
RF誓約
準備中(未発効)

RF 誓約

準拠実装への特許誓約(準備中)

Two-Rail Kernel 準拠実装に対する、ロイヤリティ無償・防御的な特許誓約(RF Pledge)を準備しています。専門家確認のうえ、署名日・発効日・安定URLを明記し、別文書として公開します。

このKernel文書の公開は、RF Pledge の発効を意味しません。

よくある質問

Two-Rail Kernel とは何ですか?

公開すべき記録と非公開に守るべき記録を分離するための、分野非依存の最小核(仕様の中核)です。レール間転記の禁止、検収済みの公開主張、検証可能な公開面、説明責任の窓口の四つを満たす実装を Two-Rail 準拠と呼びます。

公開レールと非公開レールの違いは何ですか?

公開レールに置けるのは、公開すると宣言した状態・要約・検証参照・ハッシュ・時刻・版情報に限ります。個人情報・営業秘密・原価・契約条件・内部ログ・秘密鍵・未公開の証拠は非公開レールに保持し、レール間で転記しません。

第三者認証や本番運用を意味しますか?

いいえ。本文書は公開カーネル草案 v0.1 です。第三者認証・第三者監査はなく、署名適用は部分的・予定の段階です。完全な署名適用や特定の社会的成果を主張するものではありません。

RF誓約(特許誓約)は発効していますか?

いいえ。RF Pledge は準備中(未発効)です。専門家確認のうえ、署名日・発効日・安定URLを明記して別文書として公開します。このKernel文書の公開は、RF Pledge の発効を意味しません。

エビデンスリンク

関連するImpact説明

このページの内容が、社会でどのような意味を持ち得るかを説明するページです。実装済み・認証・保証・外部支持・本番運用可能性を示すものではありません。